風邪をひいたら2005/11/16 02:13

風邪薬
昨日、風邪をひいてしまった。けれども、翌朝には直った。
これから受験シーズンに入るし、誰かのためになると思うので、簡単に記録しておく。

咽が痛いな、と思い、咽スプレーを使いながら会社に出たところ、それからドンドン酷くなって、昼過ぎには水を飲むにも辛いほどになってしまった、熱も出て来た。それで、会社近くの診療所で診てもらった。もちろん健康保険証など持ち合わせていないので、言われるままに1万円の保証金を預けてである。熱は37℃を超えていた。PLと抗生物質と抗炎症薬、それにトンプクを処方してもらい、さっそく飲んだ。
いろいろ仕事が重なっていて、熱や咽の痛みを我慢しながら21時近くまで残業、それからやっと電車に乗り帰路についた。
電車は本当に辛いものだった、そこそこ混んで座れずそのうち悪寒と貧血で昏倒しそうになった、何とか深呼吸を繰り返していたところ急に汗ばんで血圧が戻り、なんとかやり過ごせた。(皆さん、辛そうに立っている人がいたら、席を譲ってあげてください)バスではガクガクと寒気に震えながら身を丸めて座り、何とか家まで辿り着くことができた。
家に帰って熱を測ると38.4℃ほどであった。あったかい肉じゃがと砂糖抜きミルクココア、それに娘が買いに行ってくれたドリンク剤ゼナジンジャーを飲み、熱さまシートを額に貼って、咽スプレーして、フトン被って寝た。

なんと、翌朝、今朝、熱は引き、咽の痛みもわずかになっていた。

何が効いたのかよくわからないが、ほんとに助かった。
昔聞かされた話が「風邪をひいたと思ったら高いドリンク剤を飲む」
今回飲んだドリンク剤は、娘の愛情はこもっているけどそれほど高いものではない、ん、あとあとのおねだり考えると、とっても高いドリンク剤かな。
それにしても、最近のドラッグストアの健闘ぶりには助かった。23:00まで営業しているので薬やドリンク剤を買えたのだ。

やはり、風邪は無理せず、早めに医者に診てもらうべき。

紅葉の穴場、大雄山最乗寺2005/11/23 21:59

大雄山最乗寺の紅葉
今日は休みの勤労感謝の日、薬で抑えたからか後を曳く咽の腫れが気になって、大人しくしているつもりであった。でも朝あまりに天気が良かったので、娘に誘われて、箱根は足柄山の麓の大雄山最乗寺に、紅葉を愛でに4人でドライブに出かけた。
入り口の門から延々と続く参道の森の中を車でひたすら登ってゆくと、駐車場渋滞もなく10:00前には境内に入ることができた。思いがけなくも杉の巨木に囲まれた壮大な伽藍、広がる御堂や庫裡の数々、そのそこここに大きく枝を広げた紅葉が一斉に色づいていた。人出もそこそこ、紅葉を愛でながら苔むした石畳や階段をそぞろに登ってゆくと10:30あたりからは鬱蒼とした杉の木立にホラ貝や太鼓の音が鳴り響き、天狗で名高い最乗寺ならではの雰囲気に包まれた。
奥の院への階段は合わせて350余段とか、杉の巨木茂る急峻の中を踊り場もなく一挙に登る長い階段は一興、登り切った奥の院から更に上へ道が続いていたがそれはやめた。
帰りは、往きに見かけた「麦トロ定食」の看板につられて参道途中の森の中の一軒家、16丁目茶屋に入った。土産物の並んだ店先から昔懐かしいガラス戸を開けて入ると、こじんまりと土間のテーブル席と畳の座敷席、掘り炬燵まである。茶屋の老夫婦に勧められるままに4人が掘り炬燵を囲むとなんともレトロな雰囲気、のんびり出てきた昔懐かしい味の麦トロ定食を食べていると昭和の田舎に帰ったような気分になった。お茶うけの佃煮にイナゴの甘露煮を見つけて娘は大喜び、土産に買ったが、なんとその茶屋自家製のものだった。
片道1時間で出発から帰宅まで4時間、でも、なんとも楽しく夢のような4時間だった。
紅葉の穴場は大雄山最乗寺、16丁目茶屋の麦トロ・イナゴの甘露煮も超お勧め。(これを見た娘から「穴場を教えるなんて」と叱られた。)

イナゴの甘露煮2005/11/30 21:02

イナゴの甘露煮を食べる
この写真、何を隠そう、娘がイナゴの甘露煮にかじりついたところ。
娘に続いてわたしも食べたが、適度なカリカイリ感もあり、なかなか乙な味であった。
イナゴの佃煮、名前は聞いていたがなかなかお目にかかれなかった、大雄山最乗寺は茶屋での嬉しい初体験、これも天狗様の御利益か。

その食感から、小学校の昔、長野出身の友達と一緒に足長蜂の巣を取って、中の幼虫を油で炒めて食べたのを想い出した。芋虫姿はクリーミーだが、白い蜂姿になっているのはそんなカリカリ感があった。
うちの隣の犬や猫はカナブンを好んで捕まえて食べる。中国青島のヤオハンデパートでは、食品売場の中に、生きたコガネムシや芋虫がうごめく容器の並ぶコーナーがあった。
昆虫、カルシウムたっぷりだし、栄養的にも良いのではないか。これからの食糧危機、ゴキブリを増殖して蛋白源にする時代が来るかもしれない。

そんな妄想に捕らわれているうちに娘が言った。
「おみやげに買って帰って、みんなに食べさせちゃおう。刻んだのを食べてもらったあとで、種明かししちゃおう」
結果は、けっこう受けたそうだ。