Ubuntu LinuxによるPOV-Ray2008/02/18 00:49

Ubuntu Linuxでは、POV-Ray本部からダウンロードしたパッケージのインストーラではインストールできず、いろいろ自分でやってもだめだった。
そこでインターネット検索し、Ubuntu日本語フォーラムを見つけ、無事インストールできた。
http://forum.ubuntulinux.jp/viewtopic.php?pid=624
要は、馬鹿チョンでプログラムインストールができるよう「Synaptic パッケージマネージャ」なるものが用意されていて、それを使えばPOV-Rayは半自動的にインストールできる。
メニューのシステム→システム管理→Synaptic パッケージマネージャー を選んで起動し、レポジトリのmultiverseにチェックマークを追加してから、検索アイコンを選んでpovrayと入力し、ボタンを押して検索を実行する。povrayが数種表示されるので、それらにチェックマークを入れて走らせれば、数分間でインストール完了。

ただそれでも、メニューバーからのプログラム一覧にはPOV-Rayは現れない。
走らせたいシーンファイルが/home/******/*.povであれば(/home/******/は、*.povのプロパティ表示させた際に示されるディレクトリ階層)、端末を起動し、そこに povray /home/******/*.povと打ち込んでEnterキーを押せば走ってくれる。できたイメージはhomeディレクトリにpngファイルで保存されている。なんとも、1990年頃のパソコン操作に戻ったみたいではある。
まだ十分勉強してはないけど、オプションをシーンファイルの後に付け加える、横2000ピクセル縦1500ピクセルの場合は「 +W2000 +H1500」など。
ただし、isosurafaceを使ったシーンファイルのレンダリングなど、むちゃくちゃ早い。2~3日かかっていたものが2~3時間でできる。同じPentium4 2.4GHzとは思えないほど。
Windowsでシーンファイルを完成させ、それをLinuxでレンダリングするという使い方なんだろうな。

POV-Rayの著作権2008/02/18 06:33

Ubuntu日本語フォーラムの記事でちょっと気になったのが、「povrayのライセンスがフリーでない独自形式であるためにデフォルトのレポジトリには入っていません。よってSynapticを使ってインストールする場合、multiverseを検索対象に加える必要があります。」というところ。

ちょっと検索したところ、詳細な解説があった、「POV-Rayに見るライセンス変更の難しさ 」。
http://opentechpress.jp/opensource/06/02/01/0213244.shtml

オープンに誰にも様々に活用してもらおうという姿勢、みんなで創ろうという姿勢、その結実であるPOV-Rayが、素晴らしい成果であるが故に変わって行く時代に著作権を合わせてゆくのに苦労する、難しいものですね。