西上州の秘峰、帳付山2009/11/07 06:48

手前の岩峰から見る帳付山
11月3日、いつもの3名で車で、帳付山1619mに登ってきた。その名を知る人はおそらく西上州のマニア、秘峰である。

前日、すりばち荘に泊まり、おやじさんに色々と教えてもらった。前日の雨が上がって快晴、冷え込んで車のガラスは氷結。はやる心を抑えて朝食を摂り、ゆっくり8時半に出発した。
林道工事中ということで、おやじさんの言いつけに従って、「全車両乗り入れ禁止」の看板のある広い山側路肩に車を置いて出発した。天丸橋の駐車場まで約2km、そこから更に2kmほど工事中の林道を歩いて、登山口の社壇乗越に着いた。

平坦で巾のゆったりした馬道を、鮮やかな紅葉や雪上の落ち葉を楽しみながら延々と歩き、馬道のコルに出た。それからが一挙にか細い踏み分け道。何度かルートを探しながら2時間近く、無事帳付山山頂に着くことができた。
西側の断崖に立つと、澄んだ晴天の元、どこまでも山々が広がっていた。
帰路は、おとなしく往路をだどった。

  08:30 車を置いて出発
  09:00 天丸橋の駐車場
  09:40 社壇乗越、馬道登山口
  11:00 馬道のコル
  12:50~13:20 帳付山山頂
  14:45 馬道のコル
  16:00 社壇乗越、馬道登山口
  16:30 天丸橋の駐車場

馬道を登り始めると直ぐ、数㎝の雪に覆われた世界であった、風が吹く度梢から粉雪が舞い落ちる。空気は冷えて澄み渡り、青い空遙か彼方まで山々が見渡せる、最高の山行であった。
途中、雪に足をとられて4度ほど滑ってしまった。同行の2人は一度も無かった、大いに反省。

雪の秋山を堪能した馬道2009/11/07 08:57

雪と紅葉の馬道
秩父~上州をつなぎ、昔は馬に荷を乗せて越したという馬道、紅葉が美しいゆったりとした道。
すりばち荘のおやじさん達の努力で、とても良く整備されている。

帳付山への道2009/11/07 09:59

岩だらけ、踏跡に近い帳付山への道
それとは対照的な帳付山への道、
岩峰をまく急峻な斜面をトラバースし、岩をよじ登り、痩せ尾根を渡って、雪を纏った尾根沿いをたどらねばならない。

踏み分け道に近く至る所でルートファインディング、あちこちに断崖が切れていてまるでブービートラップ、滑ったり転んだり踏み外したりすると大怪我は免れない。

途中一度だけ、朝早くに登り始めたという単独行のベテランと会ったが、踏まれたばかりの熊の足跡があったとか。

麓で出会った子イノシシ2009/11/07 10:17

遭遇した野生の子イノシシ
車を置いて天丸橋に向かって歩き始めて間もなく、可愛い子イノシシと遭遇した。
我々の先に道に沿って走ってから、数m離れたあたりでしばらくじっとしている、しっかり写真を撮らせてもらった。

11月15日から狩猟解禁と聞いた、写真を撮られるくらいだから警戒心も薄く、まっさきに狩られそう。
昨晩すりばち荘で、舌鼓を打ったぼたん鍋が頭を過ぎった。

雪と紅葉2009/11/07 10:29

日差しを浴びた、馬道沿いの紅葉
今回の山行きは、もちろん紅葉狩りを兼ねたものだった。

前日、中津川の支流、神流川から八丁峠を経て上野村、そして野栗沢すりばち荘に入ったのだが、
神流川から八丁峠にかけての道は、澄んだ水が飛沫をあげる渓流、至る所の大きな露岩、それらを彩る紅葉は「見事!」としか言いようがなかった。生憎の雨にもかかわらず、けっこうな台数の車が走り、カメラを持って歩く人もそこそこにいて、紅葉を楽しんでいた。

翌日の帳付山登山では、雪と強い日差しに紅葉がとても良く映えた。

二子山遠望2009/11/07 10:45

晴天の元に遠望する二子山
実は、11月2日には、二子山に登る予定であった。

神流川から八丁峠を経て二子山登山口まで入ったのだが、その頃から霧と雨が本格化してきた。
二子山は知る人ぞ知る岩峰、ホールドには困らないとか聞くが、雨に打たれた岩は滑りやすい、視界もきかず位地が判りづらい。これでは眺望も望めず、下手をすると滑落しかねないと皆で判断、又の機会にすることにした。

翌日の、晴天の元に遠望する二子山は、我々を誘って止まない。