日光女峰山、小真名子大真名子山縦走2011/10/16 21:24

竜巻山から眺める女峰山
業界の先輩と、この12~13日、日光女峰山、小真名子山、大真名子山を縦走してきた。志津乗越に車を置いて荒沢出合から登り唐沢避難小屋に一泊、翌日帝釈山→富士見峠→小真名子山→大真名子山→志津乗越。
日光女峰山は、男体山が夫でその妻、間の大真名子山、小真名子山が長女次女、少しはなれて聳える太郎山が長男とか。男体山とほぼ同じ高さなのだが、どっしり構える男体山と比べて女峰山はギスギスと荒々しく、これはこのあたりの家庭を反映しているのかな、なんて思ったりする。登り甲斐のある変化に富んだ縦走であった。
初日は少し雨がぱらついたが、翌日は見事に晴れ、秋山を満喫できた。
唐沢避難小屋に早めに着いたので、竜巻山まで往復した。先輩が、自宅から女峰山東面が眺められ、その巍々たる山容に魅せられていつかは登ろうと考えていたとの事、竜巻山の稜線に登って東側を見渡すと、激しく崩れ大きく落ち込んだ断崖、その向こうには岩峰が連なり、凄まじい風景が広がっていた。岩峰には霧が巻き、まるで中国山水画の世界であった。
小真名子山、大真名子山も、形はまるで三角おむすび、それを登山道は真一文字に登って下っている、きつい登りではあったが、なかなかに楽しめた。
唐沢避難小屋では、我々2人の他に、遅れて訪れた単独行の男性が泊まった。話を聞くと、単独行でよく中南米の高山に登っているとか。中東にもいい山があるなども。グレートサミッツというBSNHKの番組があるが、海外の山まで足を伸ばす一般人の山好きがいるとは驚いた。確かに、世界には面白そうな山がたくさんある、そんなところに行ける時代になったのか。