唐松尾山2010/05/03 10:12

下は唐松尾山への道、上は翌日和名倉山への道からの唐松尾山
いつもの山仲間3名で、2日間奥秩父を登ってきた。

4月29日早朝に出発、相模湖駅で仲間を拾い、中央高速相模湖IC→勝沼IC、そして青梅街道/大菩薩ラインで柳沢峠を経て丹波山側に入った。心霊スポットで有名なおいらん淵あたりから一之瀬高原に入り、その奥に車を停めて笠取山を目指そうとしたが雨も降ってきたので計画を変更し、「民宿しゃくなげ荘」の駐車場に車を止め、唐松尾山に登って将監峠に泊まった。
またまた2~3日前に降ったとかで雪がたっぷり残っており、笠取山→唐松尾山→将監小屋をあきらめたのは正解であったようだ。

10:45 民宿しゃくなげ荘駐車場出発
12:45 将監峠分岐
13:15 和名倉山分岐
14:30 唐松尾山山頂
16:00 和名倉山分岐
16:20 将監小屋

見晴らしは良く、大菩薩稜の向うに尖った富士山(この方面からの富士山は特に切り立って見える)、幾重にも重なる秩父の深き山々は圧巻であった。
奥秩父の一般的な銃走路から外れた痩尾根の唐松尾山往復は、圧倒的な奥秩父の森林に包まれてすばらしかった。

雪上の動物たち2010/04/19 22:02

鹿やかわいい小動物の足跡
石割の湯から歩き始めてすぐ、無垢の雪上に鹿の足跡を見つけた。他の足跡もまざりながら、道に沿ったり横切ったりたくさんついている。
足跡は、富士岬平までふんだんに見かけた。

登山道は、山の動物たちもさかんに利用しているらしい。動物たちが走り回る道、想像するだけでも楽しい。

春、雪の石割山2010/04/19 21:36

上は石割山山頂からの富士、下は石割の湯とその先に石割り山
この4月18日、山仲間3人で山中湖の北東にある石割山に登ってきた。

日帰り温泉石割の湯の駐車場に車を置き、石割神社の脇を通って石割山に登り、山伏峠から富士岬平へとぐるっと周って戻り、石割の湯に浸かって帰った。
石割の湯駐車場9:10→富士見平休憩所10:20→石割神社11:00→石割山1413m11:40→御正体山石割山山伏峠分岐13:15→富士岬平15:15→→石割の湯駐車場16:10

一昨日雪が降ったとかで、石割の湯直ぐから雪道、石割山まではけっこう踏まれていたが、その先からは新雪を踏みながらの軽快な山歩き。
至る所で山中湖越しの富士の眺望、石割の湯も快適で芯からあたたまり、快調な一日だった。

昨年の秋、雪道で何度か足を滑らせたが、今回は持参した4本爪アイゼンが力を発揮、急峻なぬかるみと雪の小道でも軽快に登り降りできた。やはり道具は素晴らしい、この時期の山には、4本爪アイゼンは必須。

二子山遠望2009/11/07 10:45

晴天の元に遠望する二子山
実は、11月2日には、二子山に登る予定であった。

神流川から八丁峠を経て二子山登山口まで入ったのだが、その頃から霧と雨が本格化してきた。
二子山は知る人ぞ知る岩峰、ホールドには困らないとか聞くが、雨に打たれた岩は滑りやすい、視界もきかず位地が判りづらい。これでは眺望も望めず、下手をすると滑落しかねないと皆で判断、又の機会にすることにした。

翌日の、晴天の元に遠望する二子山は、我々を誘って止まない。

雪と紅葉2009/11/07 10:29

日差しを浴びた、馬道沿いの紅葉
今回の山行きは、もちろん紅葉狩りを兼ねたものだった。

前日、中津川の支流、神流川から八丁峠を経て上野村、そして野栗沢すりばち荘に入ったのだが、
神流川から八丁峠にかけての道は、澄んだ水が飛沫をあげる渓流、至る所の大きな露岩、それらを彩る紅葉は「見事!」としか言いようがなかった。生憎の雨にもかかわらず、けっこうな台数の車が走り、カメラを持って歩く人もそこそこにいて、紅葉を楽しんでいた。

翌日の帳付山登山では、雪と強い日差しに紅葉がとても良く映えた。

麓で出会った子イノシシ2009/11/07 10:17

遭遇した野生の子イノシシ
車を置いて天丸橋に向かって歩き始めて間もなく、可愛い子イノシシと遭遇した。
我々の先に道に沿って走ってから、数m離れたあたりでしばらくじっとしている、しっかり写真を撮らせてもらった。

11月15日から狩猟解禁と聞いた、写真を撮られるくらいだから警戒心も薄く、まっさきに狩られそう。
昨晩すりばち荘で、舌鼓を打ったぼたん鍋が頭を過ぎった。

帳付山への道2009/11/07 09:59

岩だらけ、踏跡に近い帳付山への道
それとは対照的な帳付山への道、
岩峰をまく急峻な斜面をトラバースし、岩をよじ登り、痩せ尾根を渡って、雪を纏った尾根沿いをたどらねばならない。

踏み分け道に近く至る所でルートファインディング、あちこちに断崖が切れていてまるでブービートラップ、滑ったり転んだり踏み外したりすると大怪我は免れない。

途中一度だけ、朝早くに登り始めたという単独行のベテランと会ったが、踏まれたばかりの熊の足跡があったとか。

雪の秋山を堪能した馬道2009/11/07 08:57

雪と紅葉の馬道
秩父~上州をつなぎ、昔は馬に荷を乗せて越したという馬道、紅葉が美しいゆったりとした道。
すりばち荘のおやじさん達の努力で、とても良く整備されている。

西上州の秘峰、帳付山2009/11/07 06:48

手前の岩峰から見る帳付山
11月3日、いつもの3名で車で、帳付山1619mに登ってきた。その名を知る人はおそらく西上州のマニア、秘峰である。

前日、すりばち荘に泊まり、おやじさんに色々と教えてもらった。前日の雨が上がって快晴、冷え込んで車のガラスは氷結。はやる心を抑えて朝食を摂り、ゆっくり8時半に出発した。
林道工事中ということで、おやじさんの言いつけに従って、「全車両乗り入れ禁止」の看板のある広い山側路肩に車を置いて出発した。天丸橋の駐車場まで約2km、そこから更に2kmほど工事中の林道を歩いて、登山口の社壇乗越に着いた。

平坦で巾のゆったりした馬道を、鮮やかな紅葉や雪上の落ち葉を楽しみながら延々と歩き、馬道のコルに出た。それからが一挙にか細い踏み分け道。何度かルートを探しながら2時間近く、無事帳付山山頂に着くことができた。
西側の断崖に立つと、澄んだ晴天の元、どこまでも山々が広がっていた。
帰路は、おとなしく往路をだどった。

  08:30 車を置いて出発
  09:00 天丸橋の駐車場
  09:40 社壇乗越、馬道登山口
  11:00 馬道のコル
  12:50~13:20 帳付山山頂
  14:45 馬道のコル
  16:00 社壇乗越、馬道登山口
  16:30 天丸橋の駐車場

馬道を登り始めると直ぐ、数㎝の雪に覆われた世界であった、風が吹く度梢から粉雪が舞い落ちる。空気は冷えて澄み渡り、青い空遙か彼方まで山々が見渡せる、最高の山行であった。
途中、雪に足をとられて4度ほど滑ってしまった。同行の2人は一度も無かった、大いに反省。

やどりき水源林2009/10/18 07:01

水源林にある建物
車を置かせてもらったやどりき水源林、様々なスポンサーからの資金でとてもよく整備されていて、驚いた。
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/sinrin/seicho-no-mori/yadorikinai-map.pdf

昨日はたまたまイベントとかで、着いた時はボランティアらしい方々が準備の真っ盛りであった。山から帰着した時は大型貸切バスや人々が大勢いた。
水源林というより、良く整備された森林公園と言ったほうがふさわしいかもしれない。
奥多摩では、税金をたっぷりつぎ込んだと思える水源林管理に驚いた。けれども、神奈川県のスポンサーから資金を募っての整備は、資金を出す側の森林への関心をかきたてて、望ましいことだと思う。