海辺のカラス2007/09/07 10:19

風に飛ばされるカラス
 海岸には、何羽かカラスがいて、ついばんでいた。台風の後は、貝などが打ち上げられていて、カラスたちのご馳走になる。
 そのうち飛び立ったが、台風のなごりの強い風に乗って、というか吹き飛ばされるように、海岸の林のほうに飛んでいってしまった。

運河の鴨2007/03/20 08:33

窓からふと運河をみると、仲良く鴨のつがいがうかんでいる。早い春を楽しんでいるようだ。
運河縁には桜が植えてあって、もう少しすると花見ができる。別れと出会いの季節、今年はどのような想いで桜を眺めるのかな。

椿にヒヨドリ2007/03/14 08:23

毎朝、よく飛来するのがヒヨドリ、こちらは桜より椿の花がお目当てのよう。

ヒヨドリは、とにもかくにも赤いものが大好きみたいだ。

桜にメジロ2007/03/11 08:16

庭の桜とメジロ
庭にはサクランボの木があって、もちろん花が咲く。しかも早い、例年3月半ばには満開になる。今年など、3月の頭から咲き誇っている。
そんな桜を鳥が見逃すはずもない、ごらんのようにメジロが2羽3羽と集いながら蜜を吸いに訪れる。

もう春、嬉しいな。

ブルーベリーとヒヨドリ、カナブン2005/08/07 09:22

収穫したブルーベリー
我が家の庭には植えて5年ほどたつブルーベリーがあって、日当たりや土が合ったらしく大きな株に成長、今年は特に豊作でびっしり実を付けた。毎朝、写真のようなてのひらに乗りきれないほどの実が収穫できる。
黒い実なので、サクランボと違って大丈夫だろうと何もしないでいたら、ある朝、ヒヨドリが何と3羽も集まって食事している。そこで、あわてて鳥除けネットをかけた。考えてみれば、熟して黒くなる前にほんのり赤く色づくのだ、鳥はそれを見逃すはずがない。でも、赤い実は未熟で不味いはず、その後1~2度飛来するのを見たが、サクランボと違って簡単に諦めてくれたようだ。
ところがもう一つ大敵がいる、カナブンだ。写真のブルーベリーのいくつかは傷つき、中には白く囓られた跡生々しいものもある。これは、皆、カナブンの囓った跡である。カナブンは、実を囓るとそこに取り付いてチューチュー汁を吸う。これに対しては、見つけ次第、一匹一匹捕まえて駆除するしかない、毎朝2-3匹はいる。
カナブンは、ブルーベリーだけでなく、梅、サクランボ、紅葉、椿なども寄って集ってムシャムシャと葉を食べる。2-3匹どころかワンサと集ってなのだから、ほっておくとたちまち木は丸裸となる、毎朝駆除しなくてはならない。梅の実を収穫したあたりからだから、もう2ヶ月近く毎朝20匹近い数を駆除している。

駆除したカナブンは累計でどれほどになるのだろうか、サクランボでは事故でヒヨドリが逝った。収穫とは、何と罪深いことか。

漁と海鳥2005/06/14 22:19

兄に誘われて、この小さなクルーザーで、トローリングに出かけたことがある。
ハーバーから朝早くエンジンを駆って海に出ると、そこにはもう漁船がたくさんのんびりと浮かんでいて、兄も舵をとりながら潜航板やらルアーやらを準備している。空は青く、海は穏やかで、のんびり海鳥達があちこちに浮かんでいる。
と、急に、何百という海鳥が一斉に飛び立って海の一点に向けて飛び始めた、するとその同じ場所に向けて何十隻もの漁船も一斉に全速力で走り始めた。もちろん、私たちもトローリングの仕掛けを海に何本も投げ込んでエンジン全開で同じ場所に急いだ。
径100mもない領域はまさに戦場、海鳥はひっきりなしに海中にダイビング、釣った魚を外しては仕掛けをまた海に放り込む漁師達を乗せた漁船が沢山右往左往、瞬く間にクルーザーのコックピットに置いていた60リットルポリバケツに釣ったサバがたまってゆく。と、また急にパタッと釣れなくなる、鳥も船も手持ちぶたさに時間を過ごす。と、また鳥どもが飛び立って・・・

鰯の大群と、それを追う海鳥とサバやカツオ、イナダ、それを釣る漁師達、豊かで生な世界が繰り広げられていた、30年ほど前の事だ。
今はどれほど釣れるのだろうか、休日にはよく海沿いをジョギングしているが、海鳥や漁船のバトルを見なくなって久しい。クルーザーの上で捌いた刺身のコリコリとした歯ごたえはもう味わえない。

鳥とサクランボ2005/05/15 09:43

ゴールデンウィークに入ってすぐの頃、庭が騒がしいので見ると、サクランボをヒヨドリがついばんでいた。
http://members.jcom.home.ne.jp/tomkm/garden/ig00chj.html
サクランボ、普通は複数本植えなければ結実しないのだが、この種類は自家受粉O.K.というので植えてみた、毎年ほんとによく実ってくれる。しかも花は3月半ば、収穫は5月上旬。店では見かけない種類のサクランボであったが、何と、中国の青島にほど近い街の露天市で、びっしりと実を付けたこのサクランボの枝が売られているのを見かけたことがある。
さっそく、赤く実ったのをつまみ食いしながら鳥よけネットを張った。枝から直接口に放り込むと、瑞々しく甘酸っぱい味が口に広がるのだが、たくさん取って洗って食卓に出すと単に酸っぱいだけのものに変質してしまう。
そんなサクランボ、そろそろ収穫の時期を終える。

実はこのサクランボ、今年はちょっとした?事故があった。ネットを張った翌朝、当のヒヨドリがネットにからまって死んでいた、ネットをくぐり抜ける際に失敗したらしい。丁寧に外して埋葬したのだが、この鳥、手のひらからかなりはみ出るサイズなのにとても軽い。サイズのほとんどが羽根毛のためのようだが、死によって何か重たいものが抜けてしまったようだった。外傷は何もないのに、ネットに捕らわれただけで命が絶たれた。
おそらくつがいのヒヨドリなのだろう、その後もせっせと実をついばみに来る、鳥よけネットなどおかまいなしにネットの外からついばむ、赤いサクランボの実を嘴に挟んで飛び去ってゆく、日常は何事もなく繰り返す。
サクランボに命をかけた鳥に、合掌。