ヒマラヤトレッキング2012/01/28 09:57

仲間とタダパニからアンナプルナ南峰
この1月14~22日、とうとうヒマラヤトレッキングに行ってきた。
「とうとう」というのは、実は1年3ヶ月前からの計画だったからだ。
大学に入学して直ぐの夏、高校のクラスメート4人(1人は事故で大学院卒業して間もなく亡くなっている)で丹沢を縦走したのだが、1年3ヶ月前のクラス会で、その1人が「海外の山に行こう」、もう1人が「それじゃあヒマラヤだ」という話になった。
翌年の夏、行こうと調べたら、ヒマラヤは夏は雨季で肝心の山が拝めないと判明、メンバーの日程調整もあって、今月ようやく実現したという訳だ。
なかなかに興味深くまた素晴らしい山旅だった。仲間の提案が無かったらまず行かなかったと思う、感謝。

日光小太郎山再び2011/11/15 10:49

女峰山縦走路から眺める太郎山
日光女峰山縦走からの眺めが見事だったので、先輩から太郎山にも登ろうと誘われて、この13日日帰りで登ってきた。
実は何年か前、夏に志津乗越の手前の林道からピストンして登ったのだが、今回も同じコースで、太郎山の先の小太郎山まで足を延ばした。
太郎山までは一挙によじ上るように720mを登り詰めるのだが、太郎山から小太郎山の間は比較的高低差は無い。途中楽しい岩場があって変化に富み、また小太郎山のさえぎるものの無い中禅寺湖が眼下に広がる眺望が素晴らしい。小太郎山からは、太郎山の切り立った断崖の尾根も見事だ。
途中、新薙という大きなガレ場を渡るのだが、先輩は遊び心が出たらしく、渡らずに巨岩を縫ってガレ場を詰め、藪こぎして噴火口である花畑に抜けたりした、ほんとうに楽しかった。

日光女峰山、小真名子大真名子山縦走2011/10/16 21:24

竜巻山から眺める女峰山
業界の先輩と、この12~13日、日光女峰山、小真名子山、大真名子山を縦走してきた。志津乗越に車を置いて荒沢出合から登り唐沢避難小屋に一泊、翌日帝釈山→富士見峠→小真名子山→大真名子山→志津乗越。
日光女峰山は、男体山が夫でその妻、間の大真名子山、小真名子山が長女次女、少しはなれて聳える太郎山が長男とか。男体山とほぼ同じ高さなのだが、どっしり構える男体山と比べて女峰山はギスギスと荒々しく、これはこのあたりの家庭を反映しているのかな、なんて思ったりする。登り甲斐のある変化に富んだ縦走であった。
初日は少し雨がぱらついたが、翌日は見事に晴れ、秋山を満喫できた。
唐沢避難小屋に早めに着いたので、竜巻山まで往復した。先輩が、自宅から女峰山東面が眺められ、その巍々たる山容に魅せられていつかは登ろうと考えていたとの事、竜巻山の稜線に登って東側を見渡すと、激しく崩れ大きく落ち込んだ断崖、その向こうには岩峰が連なり、凄まじい風景が広がっていた。岩峰には霧が巻き、まるで中国山水画の世界であった。
小真名子山、大真名子山も、形はまるで三角おむすび、それを登山道は真一文字に登って下っている、きつい登りではあったが、なかなかに楽しめた。
唐沢避難小屋では、我々2人の他に、遅れて訪れた単独行の男性が泊まった。話を聞くと、単独行でよく中南米の高山に登っているとか。中東にもいい山があるなども。グレートサミッツというBSNHKの番組があるが、海外の山まで足を伸ばす一般人の山好きがいるとは驚いた。確かに、世界には面白そうな山がたくさんある、そんなところに行ける時代になったのか。

ごみの消えた富士山、いよいよ世界遺産?2010/07/28 08:28

ゴミの一掃された登山道、下は須走り口から仰ぐ富士
この登山で驚いたこと、それは富士山からゴミが消えたこと。

小学校4年での登山では登山道のまわりはごみの山、堆く紙くず、空缶などが積み重なって散乱していた。
世界遺産も、そんなこともあって未だに登録してもらえないと聞いていた。

それがどうだろう、ゴミが無い、とても嬉しくなった。

念願の富士登山2010/07/28 07:50

富士山頂で仰ぐ御来光
7月26、27日の2日間かけて、富士山に登った。

実を言うと富士山には、小学校4年の夏休みに、喜寿の祖父に率いられて父や兄と4名で登った。夕方麓の1合目から登り始めて徹夜で登り詰めて頂上で御来光を仰ぐ、そんな登山であったが、私は父や祖父が心配して8合目の小屋に置いてきぼりにされた。満天の星と麓の街の灯の間を、運動靴のゴム底から伝わってくる冷気に耐えながら、ふらふらと登った記憶が甦る。
そんな富士山、今年1~2月富士山麓の現場に詰めていたことから四六時中富士山を眺めていたこともあり、還暦・定年記念登山を思い立った。
コースは昔と同じ須走り口登山道、娘も同行するということで、本8合のトモエ館に予約を入れての富士登山。

7月26日
08:20 須走り口登山口手前の道路脇に駐車し出発
08:30 須走り口登山口
08:35 古御嶽神社
09:38 六合目長田山荘
10:20 本六合目瀬戸館
11:36 七合目太陽館
12:15 本七合目見晴館 標高3200m
12:48 下江戸屋分岐
13:14 本八合目トモエ館着 標高3400m 泊
7月27日
00:30 本八合目トモエ館発
01:04 御来光館
01:25 富士山頂
04:46 富士山頂にて御来光
05:00~06:55 お鉢めぐり (5:50 剣ヶ峰 3776m)
07:10~07:40 本八合目トモエ館
09:10 須走り口登山口

神秘の五色沼2010/07/21 01:35

白根山を下る途中から眺める五色沼
白根山から降りた五色沼は、まさにその名の通り濃紺から緑、黄土色と微妙な色合い。それが、陽の差しかたや空の色合いによっても様々な表情を見せる。
周囲の新緑がまた見事、久しぶりに言葉では現せぬ輝く色彩に魅了されてしまった。

白根山の鹿2010/07/21 01:24

山道を登ってゆく鹿の群れ
白根山から五色沼に下る途中、避難小屋で一休み、その際鹿に出くわした。
人には馴れているようで、数メートル近くで2頭ばかりの鹿が草を食み出した。そのうち数が増えて小屋の周りをあちこち見え隠れする。十分ほどして、ぞろぞろと全頭、我々が降りてきた山道を登って行った、7頭もいただろうか。
のんびりしたものである。

日光白根山の登り2010/07/21 01:17

頂上への急峻な岩場、直下に弥陀ヶ池が見える
弥陀ヶ池からの白根山の上りはきつく、急峻な岩場を両手を使いながら登った。
展望の開けた中を岩場に取り付きながら高度を上げてゆく、登山の醍醐味ここにあり。

日光白根山2010/07/21 00:36

弥陀ヶ池から仰ぐ白根山
2日目は百名山の日光白根山、ペンションの朝食を6時半に早くしてもらい、堪能してから出発した。
梅雨も開けて好天、菅沼登山口の駐車場はほぼ満車状態でようやく一番手前に停める事ができた。
相方が調子を崩していたので、無理をしないよう抑えたペースで登り、五色山から金精峠までまわる計画であったを変更、五色沼から弥陀ヶ池に戻って往路を下った。

07:30 菅沼登山口駐車場を出発
09:15 弥陀ヶ池
10:45~11:15 日光白根山山頂
12:00~12:20 避難小屋
12:35~12:45 五色沼
13:15 弥陀ヶ池
14:45 菅沼登山口駐車場

奥日光、太郎山登山2010/07/20 23:37

中腹から仰ぐ太郎山、下は花畑越しの山頂
7月3連休を利用して18、19日、山仲間2人で奥日光に登ってきた。

18日朝に車で出発、太郎山を南東尾根からのピストンで登って丸沼高原のペンションに泊まり、翌日に菅沼登山口から弥陀ヶ池、日光白根山、五色沼、弥陀ヶ池と一周した。

09:30 林道出合の駐車スペースに車を置いて登り始める
12:00 急峻なガレ場を越えて花畑に入る
12:15~13:00 太郎山山頂
13:15 花畑
15:15 林道出合の駐車場

太郎山は、男体山と女峰山の間にできた子供で大真名子山、小真名子山の姉妹を持つという関係、それらの山々を展望しながら、いくつかのパーティーと出会ったものの、静かな山旅を楽しむことができた。
太郎君、しっかり自己主張していて独立峰となっている、戦場ヶ原の北東に現す姿はなかなか凛々しい。
深い森林地帯、急峻なガレ場、火口湖だったところであろう一面の平らな草地の花畑、そして岩が剥き出しの頂上、変化に富んでいてなかなか良かった。
300名山に数えられているとか。