湘南茅ヶ崎海岸、台風去って2007/09/07 09:46

台風後の朝の湘南茅ヶ崎海岸

 久々に台風の直撃を受けての翌朝、JR東海道線も止まってしまったので、半休をとって近くの茅ヶ崎海岸を見に行った。
 やはりというか、波飛沫は堤防を兼ねたサイクリングロードも相当洗ったらしい。その手前の道には塩水の池ができ、地面には砂が波紋を描いていた。転がった自転車は波紋の砂に少しばかり埋められていた。
 海は、干潮直後にもかかわらず茅ヶ崎海岸の砂浜は消えて、サイクリングロードの直ぐ下にまで迫り、南風に吹き寄せられた海水が飛沫を飛ばしながら渦巻いていた。
 台風と満潮が重なったらと思うと背筋が寒くなった。

 ツバイ島など、南太平洋の島々が海に飲み込まれつつあるという話は聞いていたが、ベネチア/サンマルコ広場が海になっているシーンなどもあったが、それらは他人事ではない。

海辺のカラス2007/09/07 10:19

風に飛ばされるカラス
 海岸には、何羽かカラスがいて、ついばんでいた。台風の後は、貝などが打ち上げられていて、カラスたちのご馳走になる。
 そのうち飛び立ったが、台風のなごりの強い風に乗って、というか吹き飛ばされるように、海岸の林のほうに飛んでいってしまった。

砂に埋もれたモンサンミッシェル2007/09/07 10:44

引き潮時のモンサンミッシェル

 海といえば、この夏、フランスのモンサンミッシェルに行ってきた。
 ここでは、逆に島の周りを砂浜が包囲し始めているという。遠目には、かの有名なモンサンミッシェルそのものだが、なんと、ずーっと沖の方まで砂浜である。堤防の建設で潮の流れが変わり、砂浜が発達し、干潮になるとその砂浜が現われてしまう。
 人によってどんどん自然が変えられて行き、その結果はなかなか予想もつかず人にとって必ずしも好ましいものにはならない。
 環境アセスという制度もあるが、諫早湾の話など、首をかしげるばかりである。