富山の海岸 ― 2006/09/23 21:16

今週半ばに、富山に出張してきた。遊び心で海辺の旅館に泊まり、翌早朝、浜辺を散策した。
http://www.chizumaru.com/maplink.asp?SER=all&D=all&X=494980.164&Y=132893.899&SCL=22497
海岸に着いて驚いたのだが、大きなものは径10cmほどもある大きな玉砂利の浜であった。玉砂利は、皆、きれいに丸くなっている。私の家近くの砂海岸を見慣れたものにとって、何とも異様に思えた。
あとからつらつら考えると、おそらく黒部川から海に押し流された岩が、日本海の荒波にもまれたあげくの姿に思える。凄まじい川の流れや日本海、自然の激しい一面をかいま見た。
そんな玉砂利の浜にも、しっかり雑草が生い茂り、緑で埋め尽くそうとしている。命、なかなかにしたたか。
クリアランス制度と低レベル放射性廃棄物 ― 2006/09/29 21:55

今日、会社で回覧されてくる雑誌の記事に驚愕した。クリアランス制度なるものが実行されようとしている。一字違いだが、デパートのクリアランスセールとは大違い、経済産業省のホームページにそのレポートがある。
http://www.meti.go.jp/report/downloadfiles/g40914a01j.pdf
一言で言えば、原発から出る低レベル放射性廃棄物を、普通の産廃として、処分したりリサイクルしたりしようというものだ。
放射能汚染の本当の怖さは、一過的な外部被爆でなく内部被爆にある。巡り巡って体内に取り込まれた放射性物質は、とりついた体内で放射能を出し続け、痛めつけ続ける。だからこそ放射性廃棄物は厳格な管理を当然としてきたのではなかったか。内部被爆を意図的に無視してその縛りを無くそうとしている。リサイクルなど悪乗りもいいところで、管理も何もあったものではない。目先の経済性という悪魔に魂を売り渡してしまったのだろうか。
放射能はやがて畑や海を汚染し、町中にはびこり、食物連鎖の頂点に立つ人間に濃縮されて入り込む。癌に怯え、五体満足な赤ちゃん誕生が希な時代を招き寄せようとしている。
放射性廃棄物に関する報道は、TVや新聞で見たことがない。日本のマスコミはいったい何をしているのか、箝口令がしかれているのだろうか、疑問に思うところである。
-第1種放射線取扱主任者免状を持つ者として-
公募展/新制作展に初出品 ― 2006/09/12 06:19
美術団体、新制作協会による公募展/新制作展に、油絵F150号(横227cmx縦182cm)を初出品した。
モチーフは上の3D-CGイメージ、3D-CGは仮想世界を写真に写したようなものなので、風景画に仮託するように、油絵に描きとめることで自分を描き出してみようと、実験的に試みたもの。
F150号は大変で、F100号の2倍ほどの面積がある。窓を外してそこからでなければ家に出し入れする事が出来ない。重量も10kg以上、額を付けると20kgを優に超える。体を張っての絵である。
展覧会は上野の東京都美術館で9月18日から10月3日まで(9月19日は休み)開催される。是非、ご高覧いただきたい。
by Tom [絵] [言] [コメント(0)|トラックバック(0)]