海辺のカラス ― 2007/09/07 10:19

海岸には、何羽かカラスがいて、ついばんでいた。台風の後は、貝などが打ち上げられていて、カラスたちのご馳走になる。
そのうち飛び立ったが、台風のなごりの強い風に乗って、というか吹き飛ばされるように、海岸の林のほうに飛んでいってしまった。
そのうち飛び立ったが、台風のなごりの強い風に乗って、というか吹き飛ばされるように、海岸の林のほうに飛んでいってしまった。
砂に埋もれたモンサンミッシェル ― 2007/09/07 10:44

海といえば、この夏、フランスのモンサンミッシェルに行ってきた。
ここでは、逆に島の周りを砂浜が包囲し始めているという。遠目には、かの有名なモンサンミッシェルそのものだが、なんと、ずーっと沖の方まで砂浜である。堤防の建設で潮の流れが変わり、砂浜が発達し、干潮になるとその砂浜が現われてしまう。
人によってどんどん自然が変えられて行き、その結果はなかなか予想もつかず人にとって必ずしも好ましいものにはならない。
環境アセスという制度もあるが、諫早湾の話など、首をかしげるばかりである。
日帰り鳳凰三山 ― 2007/09/23 22:32

昨日、以前から気になっていた鳳凰三山に登ってきた。
家を午前3:20に出発、高速を使わず青木鉱泉に7:00に着き、7:20に出発した。
青木鉱泉(標高1150m)→ドンドコ沢→鳳凰小屋(標高2382m)→地蔵ヶ岳(標高2764m)→賽ノ河原→赤抜沢ノ頭(標高2750m)→観音ヶ岳(標高2840m)→薬師ヶ岳(標高2780m)→中道→青木鉱泉
http://www.chizumaru.com/maplink.asp?SER=all&D=all&X=497999.634&Y=128514.22&SCL=7220
青木鉱泉に帰り着いたのは、日も暮れて暗闇の中の18:40。家にたどり着いたのは23:20。実に計20時間、歩行11時間で標高差1690mの山遊びであった。
ドンドコ沢の名瀑群を鑑賞しながらの急な登りはなかなかに楽しめた。鳳凰三山の半ば風化した花崗岩地帯はもう最高。這松地帯から突き出した白砂や岩峰群は見事で、岩登り遊びもし放題、子供心を刺激させられた。
もっとも、地蔵ヶ岳のオベリスク(写真、頂上に小さく黒く人影)は制覇できなかった。同じような単独行たちが我も我もと4人上ったので、私もと垂れ下がっているロープにチャレンジした。あと1mまで行ったのだが、背中を預ける壁も無くなり足掛かりも確保できなくなり、自信が無くてやめた。それまでの登りでパワーを使い果たしていたので、正しい選択であったと思う。
オベリスクの元にある胎内くぐりを抜けて、空中に突き出した岩の上で、霧と共に吹き上がってくるそよ風にしばらく吹かれていた。日常の事などきれいさっぱり拭い去られた。
滝見や岩遊び、それに霧が晴れるシャッターチャンスを待ったりで、計画よりもだいぶ時間を費やしてしまった。薬師ヶ岳を降り始めたのは15:40過きとなり、中道は巨岩ゴロゴロの急坂で歩きにくく、麓の林道に出たのは17:40、あたりはもう闇が迫っていた。地図をよく確かめずに歩き始めたものだから、幾度も道を間違えて日はとっぷり暮れてしまい、ヘッドランプ頼りにようやく駐車場に辿り着く事ができた。疲れた足を激励しながら暗闇の森の中を1時間も彷徨うのはけっこうきつかった。
途中仲良くなったパーティーの方々は、皆、鳳凰小屋や薬師小屋に泊まるという。御来光や明け方のすがすがしい山の空気を想い、羨ましく思った。
山など自然の中で遊ぶ場合、さまざまに判断力が試される。自己で負える範囲で楽しみたい。
鳳凰三山稜線の松 ― 2007/09/23 23:04

写真は鳳凰三山の観音ヶ岳に向かう稜線の松。
登山道が広がったためか、根は切られ、半ば白骨化している。地面は花崗岩の風化したザラザラの白い岩粒、稜線を吹き抜ける風雨や吹雪は大変なもの。
にもかかわらず、わずかに残った皮が命をつないで緑を茂らせている。這松がここまで成長するには気の遠くなるような年月を経たに違いない。
この木に比べれば、厳しいなどと言ってはいられない。
湘南茅ヶ崎海岸、台風去って ― 2007/09/07 09:46
久々に台風の直撃を受けての翌朝、JR東海道線も止まってしまったので、半休をとって近くの茅ヶ崎海岸を見に行った。
やはりというか、波飛沫は堤防を兼ねたサイクリングロードも相当洗ったらしい。その手前の道には塩水の池ができ、地面には砂が波紋を描いていた。転がった自転車は波紋の砂に少しばかり埋められていた。
海は、干潮直後にもかかわらず茅ヶ崎海岸の砂浜は消えて、サイクリングロードの直ぐ下にまで迫り、南風に吹き寄せられた海水が飛沫を飛ばしながら渦巻いていた。
台風と満潮が重なったらと思うと背筋が寒くなった。
ツバイ島など、南太平洋の島々が海に飲み込まれつつあるという話は聞いていたが、ベネチア/サンマルコ広場が海になっているシーンなどもあったが、それらは他人事ではない。
by Tom [言] [海] [コメント(0)|トラックバック(0)]